アリババグループは、AI分野での国内競争の激化に応じ、大規模言語モデルの価格を最大85%削減しました。中国企業は市場シェアの獲得を目指して価格戦争を繰り広げており、アリババクラウドはこの動きに追随し、視覚言語モデル「Qwen-VL」の値下げを発表しました。
中国のEコマース巨塔であるアリババは、今年2月にも主要なクラウド製品の価格を最大55%引き下げることを発表しており、米国の大手テック企業とは異なり、消費者向けチャットボットの提供よりも企業向けのAIサービスに力を入れています。
この価格競争は、顧客の獲得とAI分野でのシェア拡大を狙うアリババだけでなく、テンセントやバイドゥなど他の中国のテック企業間でも繰り広げられており、巨額の設備投資が行われています。
一方で、米国の大手テック企業もAIに対する大規模な投資を進め、巨額の費用が投じられる見込みです。
アリババの株価は、この12ヶ月で13%以上の上昇を見せており、投資家はETFを通じてこの動向に注目しています。
出典 : Alibaba Leverages Scale and Deep Pockets to Slash AI LLM Prices To Gain Market Share – Alibaba Gr Hldgs (NYSE:BABA) https://www.benzinga.com/media/25/01/42761737/alibaba-leverages-scale-and-deep-pockets-to-slash-ai-llm-prices-to-gain-market-share