IBMのクリスティーナ・モンゴメリー氏によれば、大規模言語モデル(ロングランゲージモデル、LLM)の開発において、オープンかつ透明性を持つことが重要です。一部の企業は非公開の手法を取り入れていますが、IBMはそのアプローチに異議を唱えています。
モデルに使用するデータセットについて公開し、トレーニングに使用されるデータに関する情報を明かす必要があります。特に、AIモデルの使用者も、それが生み出す結果に責任を持つべきだと主張しています。
例えば、ジェネレーティブAIモデルは、トレーニングに使用したデータについての詳細を顧客に提供することで、バイアスのないサービスを確実にし、規制当局への証明材料としても役立つでしょう。
IBMはAMD、メタ、オラクル、ソニー、ウーバーといった企業と共に75社アライアンスを組み、AI技術の「責任あるオープンイノベーション」を推し進めています。
AIモデルの規制は、その技術を一律に管理するのではなく、モデルの具体的な使用例に応じて行われるべきです。モンゴメリー氏は、プライバシー規制と同様に、AIのガイドラインも世界中で一貫性を持たせるべきだと語っています。
出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/information-tech/ibm-disagrees-with-closed-llm-approach-adopted-by-big-techs/articleshow/108568648.cms?from=mdr