SAPは本日、そのAI共同作業ツールJouleの能力を拡大し、顧客のビジネスタスクの80%をサポートすると発表しました。Jouleは複雑なワークフローを成し遂げる共同エージェントとなるでしょう。
SAPのクラウドプラットフォームとシステムに移行することで、Jouleや将来的な革新を最大限活用できるようになります。SAPは、RISE with SAPイニシアチブへのより多くの顧客を引き付けることを目指して、クラウドにおける製品のイノベーションを加速させるとしています。これにより、クラウド収益は2024年第2四半期に25%増加し、クラウドERPスイートは33%成長しました。
さらに、SAPは2024年のTechEdで、開発者向けのSAP Buildの強化や、特定のユースケースを強調するとともに、2025年までに200万人のスキルを向上させるというコミットメントを再確認しました。Jouleはすでにビジネスコンテキストを理解し、データ駆動の洞察を提供し、高度な自然言語処理と機械学習(ML)の能力を使用してより多くの作業を完了させることができます。
オープンソースの大規模言語モデル（LLM）へのサポートもTechEd 2024で発表され、SAPのビジネステクノロジープラットフォーム(BTP)内の中央ノードとして位置づけられています。ERP市場で長年の支配的地位を確立してきたSAPは、新しいAI時代に対応し、よりオープンで適応性のあるシステムアーキテクチャを必要とする顧客に柔軟性を提供するための製品戦略を今、見直しています。
出典 : SAP adds more open source LLM support, turns Joule into a collaborative agent https://venturebeat.com/ai/saps-joule-collaborative-ai-agent-driving-innovation-with-open-source-llms/