米国の人工知能開発企業、OpenAIのCEOであったサム・アルトマン氏が退任しました。退任の発表は取締役会よりなされ、ミラ・ムラティCTOが暫定的にCEOを引き継ぐこととなった。
取締役会の検証の結果、アルトマン氏が取締役会とのコミュニケーションにおいて全面的な情報開示をし、同会の運営に支障をきたしているという評価が出されました。これにより彼のリーダーシップへの信頼が失われ、結果として退任に至ったと説明されています。
一方、新CEOとなるムラティ氏は2018年にOpenAIに入社し、その長期在職期間と会社の各面への深い関与からCEOポジションへの適任とみなされました。正式なCEOが任命されるまでの間、彼がこれを暫定的に務めることになります。
なおOpenAIは、86億ドル(約12兆8700億円)の評価額で株式を投資家に売却する方向で進行中で、この評価額で売却が行われれば世界最大級の新興企業となる見通しです。
出典 : https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-17/S4ACDIDWLU6801