長年、日本のIT業界は人の手に頼る労働集約型の「人月商売」を主流としてきました。
しかし、変わらない古いビジネスモデルに安住している日本企業の姿勢は、世界のデジタル化の波に取り残される危機に瀕しています。
特に、客側企業の旧式なシステムへのこだわりやITベンダーのもたらす技術者の「使い捨て」は問題であり、これを撲滅すべく筆を執ってきました。
しかし近年、生成AIの台頭により、人月商売モデルは根底から揺り動かされつつあります。
わずか数年後には、コーディングを含む多くの工程をAIが自動化し、下請け構造は瓦解すると予想されます。
しかしSIerが生成AIを取り入れ、顧客満足を追求する商売を続けることができれば、未来も景気のいいものになるかもしれません。
この流れに乗り遅れないためにも、日本企業には進取の気性を持ってもらいたいものです。
出典 : 生成AIの普及が、システム業界の多重下請け構造に終止符 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00322/102900152/