MicrosoftがOpenAIとの提携を強力なアドバンテージとしてAI分野でリードしてきました。しかし、Amazon Web Services(AWS)は技術イベントでの発表によって、その差を縮めました。AWSはAIをプラットフォームに深く組み込んだことで、新時代のオートメーションへと舵を切っています。
AWSはクラウド顧客へのAIサービスとしてOpenAIのモデル提供に関する議論も行っており、Microsoftの独占的提携が障壁になっていますが、将来的に協力する道を見出せると見ています。AIは多くの企業アプリケーションにおいて核となる機能になるとAWSのマット・ガーマンCEOは述べており、新たな需要を創出しそうです。
しかし、現在のところ、多くの企業はAIの深い投資に値する用途を見つけることに注力しており、実業務への活用は始まったばかりです。AWSは、例えばマイクロソフトのWindowsで動作するアプリケーションをAWSクラウドで動かすために、AIツールを使用した作業自動化を進めています。
AIの実用化にはまだ道のりがありますが、AWSによるAIの組織化やコーディネートツールの開発は、AI技術を企業プロセスに統合する可能性を示唆しています。クラウドサービス市場では、マイクロソフト、Google、AWSといった競合が、この新たな分野で激しく競い合っているのです。
出典 : AWS is betting on generative AI as it goes head-to-head with Microsoft https://www.ft.com/content/16aa71e1-c11c-428d-8491-ab2fb1c664eb