ハーバード大学ケネディ・スクールの研究によると、生成AIが作成した論文がインターネット上で流布している事実が明らかにされました。
Google Scholarという学術検索エンジンを使って、研究者たちは多数のGPT技術を使った研究論文を発見しました。これは、OpenAIが開発した言語モデルで、さまざまなテキストや画像を生成する能力を持っています。
しかし、Google Scholarは専門機関による審査を受けていない論文をフィルタリングせずに集めてしまいます。そのため、真の科学論文とAIによって作成された論文を見分けるのが難しい状況にあります。
さらに問題とされているのは、査読を受けた論文だけでなく、信頼性の低い論文にもAI生成の論文が混在している点です。
出版社でもAIが生成した意味不明の論文を掲載してしまう事例があり、これが学術界の混乱を招いているとの声も上がっています。
AIの適正な利用をめぐる議論が必要とされており、科学の発展に寄与するためのルール作りが求められています。
出典 : 生成AIによる“なんちゃって論文”が拡散。学術検索エンジンも騙されてしまう… https://www.gizmodo.jp/2025/01/ai-generated-junk-science-is-a-big-problem-on-google-scholar-research-suggests.html
