2023年初頭、ChatGPTはあらゆるところで見られるようになり、話題を集めました。
このAIは物語、論文、レシピ、詩、さらには様々なプログラミング言語においてコードを作成することができます。
一体その品質はどうなのでしょうか?CAM専門家がChatGPTのGコードプログラミング能力を評価しました。
初期評価では、GPT-3のコードは基本的な構造としては合格点ですが、ツールチェンジやスピンドルスピードなど、いくつかの要素が欠けていることが指摘されています。
しかし、GPT-4になり、より進化した能力を有しています。例えば、画像や図面をアップロードしてそれに応じたプログラム作成が可能となりました。
簡単な部品や形状には高い成績を得ていると評価されています。
さらに、ChatGPTは製造業においてもエラーコードの解読やトラブルシューティングのアシスタントとしての可能性を示しています。
カスタムGPTの作成機能を利用すれば、例えばCNCミルのプログラミングマニュアルを学習させて特化したツールとしての活用も見込めます。
AIの進歩は目覚ましく、今後数年で大きく変わる可能性があります。
この技術の進展は、今後のマシニングやCAD/CAMソフトウェアにどのような影響を与えるのか、非常に興味深いです。
GPT-5の登場が待たれる中、人間の能力を模倣し、「スーパーインテリジェンス」を目指す技術の将来が楽しみです。
出典 : https://www.mmsonline.com/articles/can-chatgpt-create-usable-g-code-programs