Androidユーザーの皆さんに朗報です。Googleが長年放置していたGoogleアシスタントに代わる新たな選択肢が現れようとしています。OpenAIが開発したChatGPTが、Androidの音声アシスタントAPIとオーバーレイUIに対応するアプリを開発中です。これにより、ChatGPTアプリをAndroidのシステム全体のアシスタントとしてセットし、どこからでも質問に答えることが可能になるかもしれません。
もともとテキストベースだったChatGPTは音声入力機能を取り入れ、ますます便利になりつつあります。
通常、AndroidにはGoogleアシスタントが組み込まれていますが、実はどのアプリもこの機能を利用可能です。しかしながら、システム全体で「デフォルトのアシスタントアプリ」として一つだけ設定することができ、ユーザーは手動で変更しなければなりません。
もしもAndroidの製造メーカーがChatGPTと提携し、システムアプリケーションとして予め組み込まれれば、「Hey, ChatGPT」と呼びかけるだけでアプリが起動するような常時待機機能も可能になるでしょう。
ただし、サードパーティの音声アシスタントがGoogleアシスタントの代わりになるには、まだハードルがあります。Googleのような強力なアプリエコシステムを持っているわけではなく、便利なアプリにアクセスできないという問題があります。しかし、単純な質問に回答する使い方であれば、有力な代替手段になり得るでしょう。
GoogleはGoogleアシスタントを数年放置していましたが、現在はAIの進化に応じて、新しい知能「Google Bard」の導入を進めています。また2024年末には別のアシスタント「Pixie」がPixel 9と共に登場する予定です。
出典 : https://arstechnica.com/gadgets/2024/01/android-users-could-soon-replace-google-assistant-with-chatgpt/