ブリザードエンターテインメントは、ビデオゲーム設計に革命をもたらす可能性を秘めた生成型人工知能(AI)に注目しています。同社は、「ワールド・オブ・ウォークラフト」のオークや、「ディアブロ」のダンジョン、そして「オーバーウォッチ」のヒーロー達など、独自のヒットタイトルからのアセットをAIに学習させました。この技術により、新しいアイデアのコンセプトアートを簡単に生成することが可能です。
生成型AIは人間よりも早くアートを作成するため、アクティビジョン・ブリザードの一部門であるブリザードは、デザインと開発の苦労を減らし、ビデオゲーム作りをより楽しいものにしたいと考えています。
ブリザードの最高デザイン責任者、アレン・アダムは、先月、従業員に向けた電子メールでこのイニシアチブについて語り、内部ツール「ブリザード・ディフュージョン」について紹介しました。このツール名は、テキストからアートを作り出す人気の画像生成器「ステーブル・ディフュージョン」から来ています。
アダムは、「驚く準備をしておいて」と述べ、「私たちはゲームの構築と管理方法における大きな進化の瀬戸際に立っている」と付け加えました。
出典 : https://www.nytimes.com/2023/05/22/arts/blizzard-diffusion-ai-video-games.html