学生たちの宿題やエッセイサポートから始まり、現在は科学者たちも論文の執筆圧力の中でChatGPTの利用を検討しています。インディアナ大学のメリッサ・ケセナ教授は、AIが書いた可能性のある論文を識別する新しい基準を設けました。しかし、AIが論文のレビューを書くのに適している点もあります。
ケセナ教授は学生とChatGPTで書かせたレビュー論文を比較研究しました。その結果は目を見張るもので、ChatGPTが書いた論文は読みやすく、文法的にも優れていたが、引用した文献の最大70%が不正確であることが明らかになりました。
一方で、学生がChatGPTと共同で論文を書いたグループでは、AIの継続的な学習が可能となり、より良い結果を出したことが判明しました。ケセナ教授は、AIが科学的な洞察をもたらすことで、研究者の論文作成プロセスを円滑化する力を持つと考えています。
科学とAIの精緻な共生を目指して、使い方や倫理的な議論が益々重要になってきています。
出典 : https://time.com/6695917/chatgpt-ai-scientific-study/