警察庁は、フィッシングサイトの識別にAI技術を活用し始める計画です。これはインターネットバンキングのIDやパスワードを盗む偽サイトに効果的に対処するため。現在の判別作業は警察職員が手動で行っていますが、フィッシング詐欺の急増により作業量が増えつつあります。
2023年の通報件数は約49万件に上り、フィッシング詐欺の報告は約120万件、19年の21倍に急上昇。警察庁はこれらの課題に対応するため「キャッシュレス社会の安全・安心」を目指し、高精度で詐欺サイトを判別できるAIの導入を検討しているとのことです。
また、クレカの不正利用情報のシェアや、EC事業者との連携も強化する方針です。生成AIの実用化により、フィッシング詐欺対策が大きく進化する期待が高まっています。
出典 : https://mainichi.jp/articles/20240319/k00/00m/040/476000c