データ分析を提供するDatabricks社のCTOであるマテイ・ザハリア氏が提唱する「複合AIシステム」が、AIの将来を変える可能性を秘めています。
このシステムは、大規模言語モデル(LLM)に検索システムを組み込み、さまざまなデータに基づいた回答生成を可能にします。
たとえば「RAG」と呼ばれる代表例では、ビジネス情報を格納すると共にLLMで知識ベースの応答を生み出します。
また、ファクトチェックや文章編集機能など、複数のコンポーネントを統合したAIの開発が可能になるため、より正確かつ高機能なAIサービスが実現します。
AIをつなぎ合わせる「パイプライン」開発には、ザハリア氏の開発したオープンソースソフトウェア「MLflow」なども活用されています。
「複合AIシステム」により、次世代のAIは私たちの問いに、より深く、正確に答えてくれるようになるでしょう。
出典 : https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00692/041700130/