パナソニック コネクトは大規模言語モデル「ChatGPT」を社内全員が利用できるようにしたAIアシスタントサービス「ConnectAI」を開発しました。このサービスは予想以上の利用率を記録し、その効果は非常に高いとされています。例えば、事前調査にかかっていたプログラミング作業の時間が3時間から5分間に短縮されるなど、効率的なプロセスが実現しました。
しかし、サービスの発展に伴い、一部の課題も見つかりました。最も大きな問題は、ChatGPTが自社固有の問題に対応できない点です。そこでパナソニック コネクトは、自社のプロフィールや製品情報などを別のデータベースに格納し、プロンプトに文言を追加することで、ChatGPTが自社固有の情報に基づく回答をできるようにする新たな開発を進めました。
向野孔己氏(IT・デジタル推進本部 戦略企画部 シニアマネジャー)によると、今後のステップとしては、各従業員の職種や役割に合わせた回答を返せる「個人特化AI」の実現が目指されています。
出典 : https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2311/02/news015.html