生成AIの技術が、システム管理の分野で注目されています。特に、システム障害対応の支援ツールとしての応用が進んでいるのです。
AIを取り入れた運用管理ツールとして、日立製作所の「JP1」と野村総合研究所の「Senju」が挙げられます。
日立は「JP1 Cloud Service」というサービスでAIを活用しており、障害時に対処方法を提示して運用担当者をサポートします。
このサービスは実証実験を経て、2024年4月から提供が開始されています。
障害が発生すると、AIアシスタントが対応すべきイベントに関する質問を生成し、
データベースを検索して対処法を提示するという流れです。
また、このシステムはMicrosoftの「Azure OpenAI Service」とAmazon Web Servicesの「Bedrock」を活用し、
検索にはRAGという手法を使用しています。AIがこれからの運用管理をどう変革していくのか、非常に期待されているのです。
出典 : 日立JP1や野村総研Senjuも生成AIを活用、障害対応の省力化に威力 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02950/091700003/