中国の成都航空機設計研究所が、J-20戦闘機を設計した会社が、電子戦(EW)ドローン用の大規模言語モデル(LLM)を開発したと言われています。このLLMは、ChatGPTに似ており、敵のレーダーや無線通信を超高速で妨害することができます。
LLMを駆使した意思決定は、強化学習などの従来のAIや経験豊かな人間のEW専門家より優れていることがテストで示されました。新しいLLMモデルは、成都、中国航空工業集団、西安の西北工業大学と共同で開発されたもので、その情報は「檢測與控制」という中国語の学術誌で10月24日に公開されました。
このLLMによる電子戦は、ドローンが敵対目標と交戦する際のEW攻撃と防御を飛躍的に高速化します。研究チームは、この技術の実現可能性を確認し、従来のAIや人間の専門知に比べて、複数の偽目標を敵レーダーに提示することにより有効だと主張しています。
まだ実用化のための課題は残されていますが、言葉が現実の力を持つことが、「哲学的な概念から現実に」と進化している可能性があります。
出典 : China’s radar killer drone shoots better than AI, humans with new ChatGPT-like brain https://www.yahoo.com/news/china-radar-killer-drone-shoots-123949482.html