人工知能(AI)を駆使した新時代の半導体が日本から生まれようとしています。
東京に拠点を構えるプリファード・ネットワークスは、AIが生成するテキストや画像などの情報処理を劇的に高速化する半導体「MN-Core L1000」の開発を発表しました。
この半導体は従来の半導体とは一線を画し、最大10倍の処理速度を誇ります。
特に目を引くのは、メモリーと演算器を3次元的に配置することでデータ転送量を飛躍的に増加させる技術です。
消費電力や排熱の抑制にも配慮し、効率良く演算を行うことで、根底からAIのパフォーマンスを変革する可能性を秘めています。
現在AI半導体市場で勢いを見せる米国企業に対抗し、日本が独立した技術力を持ち、世界市場に打って出る足がかりとなりそうです。
開発はプリファードが手がけ、生産は外部への委託を予定していて、2026年には試作品の提供を開始する予定です。
この技術革新により、私たちの日常やビジネスシーンにも大きな変化をもたらすことでしょう。
出典 : プリファード、26年に新型半導体 生成AIの情報処理特化 – 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=036&ng=DGXZQOUC159HV0V11C24A1000000