昨年末にChatGPTというチャットボットが登場し、シリコンバレーの企業たちは自社ビジネスへの影響を危惧しました。しかし、マイクロソフトでは、これを祝福する出来事と捉えていました。
その背景には、マイクロソフトのCEOであるサトヤ・ナデラ氏が長年にわたり着々と準備を進めてきたことがあります。
2019年にマイクロソフトは、ChatGPTを開発した小さなサンフランシスコの会社OpenAIに10億ドルを投資しました。その後、情報筋によればさらに20億ドルを静かに追加投資しています。この投資は二重の意味を持ちます。
一つは、OpenAIが必要とする膨大な計算能力を賄うため。もう一つは、マイクロソフトが迅速に新技術を基盤とした製品を生み出し、展開するためです。このパートナーシップにより、マイクロソフトはAIの最前線に立つチャンスを手に入れたのです。
出典 : https://www.nytimes.com/2023/01/12/technology/microsoft-openai-chatgpt.html