Teleport社は、ソフトウェアにも適用可能なアイデンティティを提供するアクセスト管理プラットフォームのアップデートを発表しました。新たな「Teleport 9」では、Windowsセッションの録画やクリップボードを介したコピーアンドペースト、多要素認証がサポートされています。
さらに、Redis、MariaDB、Microsoft SQL Serverデータベースへの対応を拡充し、AWS上のAmazon Redshiftクラスターを自動で発見する機能が追加されました。
CEOのEv Kontsevoy氏によれば、この新バージョンは、CI/CDプラットフォームやクラウドサービス、アプリケーション内のカスタムコードなどにマシンID機能を適用できるとのことです。
これにより、従来のサーバーなどのITインフラへのアクセス管理から、ハードウェアとソフトウェア双方の資格情報の一元管理が可能になり、ゼロトラストITポリシーのより良い施行が実現します。
また、Teleportは、複数の承認された個人が同時にセッションに接続できるモデレートされたセッションもサポートしています。
セキュリティは、あらゆるユーザー、インフラリソース、アプリケーションのアイデンティティを特定の役割に紐づけて管理し、すべてのイベントを記録、追跡、監視します。
最新の調査では、ITおよびセキュリティのプロフェッショナルの多くが、退職した従業員によるインフラへのアクセスを防げていないと回答しています。
それに対し、新しいセキュリティメソッドの導入と従業員の適応が求められる中、アクセス問題でエンジニアが対応できないケースも発生しているとのことです。
こうした変革は、真のゼロトラストセキュリティへのアプローチとして不可欠であり、これによりサイバー犯罪に立ち向かう新しい標準が設けられました。
出典 : Teleport Extends Access Management Gateway to Software https://securityboulevard.com/2022/04/teleport-extends-access-management-gateway-to-software/