LangSmithは、大規模言語モデル(LLM)アプリケーションの評価プロセスを効率化するために、PytestとVitestの新たな統合機能を発表しました。
バージョン0.3.0のPythonとTypeScriptのSDKがベータ版として提供され、開発者はこれまでに慣れ親しんだ開発体験を犠牲にすることなく、観測可能性や共有機能などLangSmithの進歴のある機能を利用できるようになります。
LLMの評価は、アプリケーションの信頼性と品質を維持する上で不可欠です。新しい統合機能により、開発者はテストのデバッグを効果的に行い、単純な合否結果を超えた詳細なメトリクスを記録し、成果をチームで簡単に共有できます。
さらに、LangSmithには、テスト出力と参照出力の間の文字列距離を計算するexpect.edit_distance()などの組み込み評価関数が提供されており、最適なバージョンを継続的に展開することが求められる開発者にとって特に有効です。
PytestとVitestの統合を利用するには、テストケースに特定のデコレータやブロックを追加するだけで、アプリケーションのパフォーマンスに関する包括的な概要が提供されます。これにより、開発の初期段階で回帰を早期に捉えることが可能になります。
開発者は、LangSmithのドキュメントサイトにあるチュートリアルやガイドを参照してさらに情報を得ることができます。
出典 : LangSmith Enhances LLM Evaluations with Pytest and Vitest Integrations https://blockchain.news/news/langsmith-enhances-llm-evaluations-pytest-vitest-integrations