私たちが「AI」と聞いて想像するのは、自ら考え行動する知能を持つ機械かもしれませんが、AIの実力は、そのデータ処理能力において人間を凌駕する点にあります。
経済学者である髙橋洋一さんによれば、「AIとは人間がプログラムしたもので、世の中を変えるのも、乗っ取るのも人間の意志次第である」という点を強調しています。人工知能が自ら「知恵」を持つことはなく、あくまでプログラムに従って動作します。
したがって、実現可能なことは、それを人間がプログラム化できるかに依存しており、AIはプログラムを作成する人間の意図に沿ってのみ動きます。ですから、社会に影響を与える可能性があるAIでも、それはプログラムした人間の意図の反映であって、AI自体が意志を持つわけではないのです。
出典 : https://president.jp/articles/-/76726?page=1