富士通とヘッドウォータースは、JALの客室乗務員の仕事を効率化するために、大規模言語モデル(LLM)に代わる、軽量で特定業務に特化した小規模言語モデル(SLM)「Phi（ファイ）」を活用した試みを行いました。
このアプリは、オンライン環境がなくても利用でき、レポート作成を簡単化するものです。フライト中にタブレットで質問に答えるだけで、必要なレポートが自動生成されます。
実証実験では、JAL特有の用語を含むレポートが効率よく作成されるとともに、英訳もスムーズに実行されることが確認され、作業時間の短縮と修正の必要性が減少しました。
今後は、このシステムを段階的に検証し、JALの運用するAIプラットフォームへの導入を進め、業務特化したSLMをさらに広げていく予定です。
出典 : 空の上でも生成AI活用 JAL・客室乗務員の業務改善に「SLM（小規模言語モデル）」 https://ascii.jp/elem/000/004/260/4260258/
