米国のDocker社が新しいDocker Desktop 4.40を発表しました。このバージョンでは、AIモデルを手軽にローカルで実行できるDocker Model Runnerのベータバージョンが導入されており、Apple SiliconのGPUを通じた高速なパフォーマンスや、標準化されたモデルパッケージの使用が可能になりました。
さらに、Docker AI Agentにはシェルコマンド実行やGit操作など新機能が加わり、セキュリティ分析ツールのDocker Scoutも統合されました。
Docker AI Agentは新しいプロトコルであるMCPを用い、その多くの機能が公開され、開発者はDocker DesktopのGUIやCLIなどを通じてエージェントと対話できるようになったのです。
AIツールカタログ拡張機能も新たに追加され、複数のMCPサーバを簡単に接続できるようになりました。
これにより、APIキーや認証管理も容易になり、開発者の負担軽減が見込まれます。
さらに、組織全体のコンプライアンスを把握できる新機能も登場し、IT管理の効率化に貢献します。開発者やIT管理者は、これを機にDocker Desktopの新しい世界に触れてみてはいかがでしょうか。
出典 : Docker、「Docker Desktop 4.40」をリリース。LLMをローカルで実行できるDocker Model Runnerなどが追加 https://codezine.jp/article/detail/21285