サンフランシスコを拠点とするAI研究の新興企業「Deep Cogito」が、独自開発した大規模言語モデル「Cogito v1」を公開しました。
このモデルは、MetaのLlama 3.2からファインチューニングされ、即応答能力と自己省察能力 — つまりOpenAIの「o」シリーズやDeepSeek R1に似た思索機能を備えています。
同社は、AIが人間の監督を超えた境地に達することを目指しており、モデルに自己改良の戦略を継続的に取り込ませることで知能を進化させるとしています。
それにより、すべての分野で人間を超える「超知能AI」の開発を目論んでおり、開発されるすべてのモデルをオープンソース化する方針です。
同社のCEOであるDrishan Arora氏は、これらのモデルが、既存のものと比べても優れた性能を持っていると述べています。
モデルは3億件から70億件という5種類の基本サイズで提供され、AIコード共有コミュニティ「Hugging Face」や「Ollama」などで利用可能です。
また、これらは商業利用が可能なLlamaライセンスの条件で提供されており、700万人月のユーザーに達するまで無料での使用が許されます。
今後何ヶ月かのうちには、最大6710億件のパラメーターを持つさらに大きなモデルのリリースも計画されています。
出典 : New open source AI company Deep Cogito releases first models and they’re already topping the charts https://venturebeat.com/ai/new-open-source-ai-company-deep-cogito-releases-first-models-and-theyre-already-topping-the-charts/