トルコは、工業技術大臣メフメット・ファティ・カチール氏の発表により、国産の大規模言語モデル(LLM)を開発していることが明らかになりました。これは、人工知能(AI)技術において世界的なリーダーになるという同国の野心の一環です。
カチール氏は、アンカラで開催された生産性と技術フェアでこのプロジェクトを紹介し、自国開発と独自のAIモデルの発展を後押しする応用プログラムを実装する計画を説明しました。
彼はまた、国内で生産された電気自動車の開発や、輸出成長において26.3倍にも上る経済成長を成し遂げたことに言及しました。さらに、世界のAI開発競争において、利益を追求する企業だけでなく政府や学界が社会的責任を持って参加することの重要性を強調しました。
政府は、過去22年間で人工知能分野の4800プロジェクトと6275人に対し、総額250億リラ(約653億円)の支援をしてきたと明かしています。これに加えて、国際協力を通じて、世界最強のスーパーコンピュータの一つへのアクセスも得ています。
トルコはAIを活用した経済成長を目指しており、今後も国産のLLMやAI研究に向けた取り組みを加速していく予定です。
出典 : Türkiye to launch first national LLM enriched with Turkish data https://www.turkiyetoday.com/business/turkiye-to-launch-first-national-llm-enriched-with-turkish-data-149162/