韓国では、最大党「共に民主党」の李在明大統領候補に対する公職選挙法違反事件を巡る最高裁の判決が国内で大きな余震を呼んでいます。
判決は有罪を示唆し、事案を高裁に差し戻しましたが、この処置に共に民主党は激しく反発し、「3次内乱」と表現し、最高裁への聴聞会と国政調査、特検を要求しています。
一方で、第2党「国民の力」は共に民主党の主張を「集団狂気」と批判しています。
キム・ミンソク常任共同選対委員長は、最高裁が軍事作戦のように迅速に事件を扱ったことを非難しました。
さらに、最高裁が6万8000ページの資料を2日間で読み判断したことに対し疑問を投げかけました。
法曹界からも疑問の声が上がっており、最高裁の態度に批判が集中しています。
しかし、最高裁側は、裁判にあたって全ての記録を読む義務はないとし、その判断を正当化しています。
このような最高裁の姿勢は、法曹界内での内部的な批判を招き、司法の信頼と権威を損なうことになりかねないと指摘されています。
出典 : 【韓国】「チャットGPTより速い」大統領候補への最高裁判断「2日で6万ページ」に異論続々 – 社会 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202505050000677.html