シンガポールのAI研究チームが開発した「Sea-Lion」という独自の大型言語モデルが、アジア各国の言語に対応して注目を集めています。既に23万回以上ダウンロードされ、インドネシアの大企業GoTo Groupなどが導入を開始しました。
Sea-Lionは現在、13言語を認識し、2025年には音声認識機能を追加する計画です。特に多言語を使用するシンガポールの通信企業NCSが、法律関連文書の翻訳や多言語カスタマーサービスなどに利用しており、AIモデルとしての応用範囲を広げています。
AIシンガポールがスタンフォード大学と共に開発した、地域特有のバリュエーションを伴ったベンチマークテストで、Sea-Lionは他のモデルを上回る成績を収めており、海外で働く労働者の権利の保護や言語の壁を乗り越えるユーザーフレンドリーなアプリケーションとしての可能性を秘めています。
開発チームは、このモデルが地域のニーズに合わせて利用されることを期待し、さらなるユーザー増加に向けてプラットフォームを充実させています。
出典 : S’pore’s AI large language model Sea-Lion to offer more features as more firms use it in S-E Asia https://www.straitstimes.com/business/spore-ai-model-sea-lion-to-offer-more-features-as-businesses-adopt-it-for-south-east-asia-use
