漫画家 小沢高広氏はDCAJビジネスセミナーで、生成AIを活用した漫画制作について講演しました。
生成AIはストーリー作りや作画を補助することはできますが、漫画の魂とも言えるネーム(構成)作りには不向きです。それでも、AI導入により、漫画家の作業が効率良くなり、その結果、更なる多様性を生み出す可能性に言及。
しかし、権利侵害の問題は残ります。生成AIで、知らず知らずのうちに他の作品と似た作品を作ってしまった場合、これは侵害にはならないものの、疑いを持たれない対策が必要です。
具体的対策として、生成プロセスの記録や画像検索を使った類似性チェックが提案されました。
最後には、AIによる効率化が日本の漫画文化を豊かにするという展望を示して締めくくります。
これらのトピックを高座で披露した小沢氏の言葉に、漫画業界の未来が見え隠れします。
出典 : 漫画家による生成AI活用の最前線① https://agora-web.jp/archives/250504104821.html