LG CNSは、LGグループのITサービス部門であり、カナダのAIスタートアップであるCohere Inc.と共同開発した、軽量で韓国特有の大規模言語モデル(LLM)を発表しました。
このモデルは財務・公共サービス業界の韓国クライアントにとって、セキュアでコスト効率の良いAIソリューションを提供することを目指しています。新型モデルは70億のパラメータを持ち、処理速度が速く、運用コストも低いことが特徴です。
特に金融や公共サービス産業におけるエージェンティックAI市場への参入を加速することが期待されています。
Cohereは、元Google AI研究者によって2019年に設立された企業で、AIモデルを企業向けに提供しており、尊敬されるAI分野の先駆者ジェフリー・ヒントンによって支援されています。
LG CNSは、韓国の金融サービス企業が多くの場合、自らのエージェンティックAIソリューションを開発するためにマイクロソフトなどの大手テック企業とのパートナーシップを通じて最大1000億ウォン(約7300万ドル)を投資している中、
コスト効率の良い国産の代替手段として位置づけを図っています。この新しいモデルは、LG CNSがAIサービスポートフォリオにさらなる強化を加え、LGグループが独自に開発したLLMや、グローバルなプラットフォームとの統合を広げています。
出典 : LG CNS, Cohere co-develop Korean-specific agentic AI https://www.kedglobal.com/artificial-intelligence/newsView/ked202505260001