国家試験を突破するAI「チャットGPT」に関する画期的研究が行われています。理学療法士や作業療法士の試験に挑ませた結果、最新のGPT4は7割から8割の正答率を記録しました。
これは世界で初めてのことで、今後は学習支援や人材育成への応用が期待されます。教員と比べ問題作成の時間を大幅に削減可能で、直接質問しにくい学生へのサポートにも有効です。
ただし、実際の臨床シーンを模した実地問題では苦戦することが明らかになり、AIの限界も見えてきました。正解に見せかけた誤答をする問題もあり、精度をさらに高めたい研究者の挑戦が続いています。
将来的には、AIの豊富な潜在能力を活かしながら、治療方針の決定支援など臨床教育にも応用できるかもしれません。医療教育の未来に革命を起こすかもしれないこの技術に、どんな展開が待っているのでしょうか。
出典 : https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/369294