Cohere社は、企業向けのワークフローとアプリケーションを強化するための最新の大規模言語モデル(Command R+)を発表しました。このモデルは同社の最も進化した
スケーラブルな製品で、データ分類やワークフローの自動化などのビジネスタスクの効率を向上させるとされています。また、Microsoft Azureで最初に利用可能になり、近々Oracle Cloud Infrastructure（OCI）でも
ローンチされる予定で、数週間内にはさらに多くのクラウドプラットフォームに拡大する計画です。
Command R+は、RAG(Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれる技術を利用し、企業独自のデータを組み込むことで、
外部データベースからの情報を取り込み、事実に基づいた正確なレスポンスを提供しエラーを減らすことができます。さらに、10言語に対応し、大規模文書も処理できる128,000トークンのコンテキストウィンドウを備えています。
しかし、これらの新機能は従来モデルよりもかなりの価格プレミアムがあります。Cohereは、Command R+のAPIアクセスについて、入力トークンごとに6倍、出力トークンごとに
10倍の料金を請求しているということです。
AI企業ソフトウェア市場は急速に拡大しており、IDCの予測によると、2027年までには現在の$16億から$143億に成長する見込みです。この期間中、ジェネラティブAIへの支出は年間複合成長率73.3%で増加し、全体のAI投資の2倍以上、
同時期の全世界のIT支出の約13倍の成長が期待されています。
出典 : https://www.infoworld.com/article/3715060/cohere-launches-new-command-r-llm-on-azure-first.html