Googleは年次Google Cloud Next会議で、AIと機械学習プラットフォームVertex AIに新たな大言語モデル（LLMs）とエージェントビルダー機能を追加しました。Gemini 1.5 Proモデルでは、100万トークンコンテキストをサポートし、企業からのフィードバックに基づいて、モデルの微調整や従来の技術を必要としないデータ分析能力が向上しています。
音声やビデオからのオーディオストリームの処理、テキストから4秒の動画や「ライブ画像」の生成などの新機能も提供されており、AI生成画像にデジタル透かしを追加できるようになりました。
さらに、Googleは企業が入力データに合わせたより正確なレスポンスを得るために、Google検索や自社データを基にしたLLMsのグラウンディングも可能にしています。Vertex AIでは、プロンプト管理やモデル評価ツールを含むMLops機能も拡張され、企業が機械学習作業をより効率的に進められるよう支援しています。
新たにリリースされたVertex AI Agent Builderを通じて、コードを書かずにバーチャルエージェントを素早く構築できるとしており、BigQuery向けの管理版Apache Kafkaや連続クエリといったデータアナリティクスの新機能も導入されました。
出典 : https://www.infoworld.com/article/3715180/google-updates-vertex-ai-with-new-llm-capabilities-agent-builder-feature.html