Microsoftは、自社の大規模言語モデル「MAI-1」の開発に着手しています。
これは、同社がこれまでOpenAIへの投資や、その技術をMicrosoft Copilot製品に活かす形でGPT-4などのモデルを利用してきた方針からの大きな転換です。
新しい方針は、Microsoftにより多くの技術的な統制をもたらしつつ、Google AIの元責任者であるMustafa Suleymanの雇用に続いています。
しかし、Suleymanと彼のチームがMicrosoftに参加したものの、MAI-1は全く新しいモデルとして期待されています。
この報告はThe Informationからの情報に基づいており、これまでMicrosoftがOpenAIに対して行った10億ドルを超える投資に次ぐ動きです。
しかし、これによりWindows 11デスクトップにある顧客向けチャットボットCopilotの機能にGPT-4が使われなくなる可能性もあります。
チャットボットのようなインターフェースは人気が出ていますが、膨大なデータ転送に伴う運用コストや、外部サーバーへのクエリ送信のプライバシー問題が懸念されています。
特にAppleは次期iOS 18リリースで、このデータをデバイス上で処理しようと取り組んでいますが、LLMのサイズが非常に大きいために、これは難しいプロセスです。
そうした中、Microsoftがより小規模なLLMと、より野心的で大規模なLLMの両方を同時に推進することで、両者の良さを生かしたソリューションを提供できるかもしれません。
出典 : https://www.tomsguide.com/ai/copilot/is-microsoft-ditching-openai-mai-1-is-the-companys-first-home-grown-llm-that-could-power-copilot