日本を代表するスーパーコンピュータ「富岳」が、新たな大規模言語モデル「Fugaku-LLM」を世に送り出しました。
このモデルは130億パラメータを誇り、日本語においても高い性能を示しているというから驚きです。
一般的にはGPUが不足する中、国産CPUを用いたこの成果は、日本の技術力を示すと同時に、AI研究における経済安全保障への貢献も期待されます。
Fugaku-LLMは、70億パラメータのモデルと比べて高パフォーマンスでありながら、現実的な計算環境で扱うことができる点が特徴です。
さらに国産であるため、安全性と透明性も担保されています。
独自の日本語データを中心に学習していることで、他言語モデルと比較して日本語処理に長け、特に人文社会系タスクにおいては優れた能力を発揮します。
今後、「富岳」を活用した大規模言語モデルの開発は、科学研究からビジネスまで幅広く拡がり、AIの新たな可能性を広げていくことでしょう。
そして、そのすべてがGitHubやHugging Faceで公開され、多くの人々が研究や実用へと役立てることができるようになっています。
これからの「富岳」によるイノベーションに、どうぞご期待ください。
出典 : https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/05/10.html