ナイジェリアのBosun Tijani技術大臣は、本年、国産の大型言語モデル(LLM)を開発する計画を発表しました。
このLLMは、5つのリソースが少ない言語とアクセント英語でトレーニングされ、世界中で構築されている人工知能(AI)システムにナイジェリアの言語を反映させる目的があります。
このプロジェクトは、Data.orgの非営利団体や政府機関、そしてラゴスに本社を置くスタートアップ企業Awarriとのパートナーシップで行われます。
Awarriは2019年に起業家のSilas AdekunleとEniola Edunによって創設されました。この会社の目的の一つは、ナイジェリア人のAI産業における代表性を高めることです。
彼らの取り組みとして、LangEasyというプラットフォームを立ち上げました。これは、スマートフォンを持つ誰もが、音声やテキストの入力を通じてモデルのトレーニングを手伝うことができるサービスです。
AI業界の専門家や研究者は、Awarriがこの野心的なプロジェクトのパートナーとして適切かどうかに疑問を呈していますが、一方で、Awarriが新世代のOpenAIのポテンシャルを持つとの声もあります。
開発には、大量の音声データが必要で、その過程でインフラの整備などの課題も指摘されています。
しかし、こうした取り組みはナイジェリアの技術強化に繋がり、成功すれば大きなメリットがあるとの期待も寄せられています。
Awarriはそのモデルをオープンソースにするかどうかは明かしていませんが、公平にアクセスする方法を確保するとしています。
出典 : https://restofworld.org/2024/nigeria-awarri-ai-startup-llm/