Microsoftが、新たな小規模言語モデル「Phi-3-mini」を発表しました。このモデルは、巨大なものとされる大規模言語モデル（LLM）に比肩する性能を、ずっと小さな規模で実現しています。
特に、「Phi-3-mini」の強みは、厳選されたデータを学習材料にすることで、従来の大型モデルと同等の自然言語処理能力を持ちつつ、小型でコスト効率にも優れる点です。
また、スマートフォンでも運用可能なサイズに抑えられているため、企業にとってはLLMの代替として魅力的です。
ただし、まだ英語のみ対応であり、大量の情報を蓄積する能力には限界があることも指摘されています。
そして、将来的には三種類のSLMが提供される予定で、より多くの選択肢がユーザー企業に提供されます。
このモデルによって、文書要約や市場調査レポートの生成、SNSへの投稿作成、顧客対応botといった幅広い用途に活用が期待されています。
出典 : https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2406/22/news02.html