大学院でアート&テクノロジーを専攻しながら、他の科目も学びました。例えば「アーティストテクニックとメディア」という授業では、既存の作品をそのままの技法で模写する課題に取り組みました。私はリトグラフ技法を用いて、「マドンナ」を再現したのです。
AIを使って、エリザベス・キャットレットの版画の特徴を捉えようと試みたとき、彼女の技法や美学を言葉で定義しました。その結果として出てきた画像は、まったく新しいシリーズとして完成し、フォトショップでさらに加工を施しました。
また、ジャズミュージシャンのエネルギーを表現しようとした別の作品では、AIによる画像とデジタルコラージュを組み合わせました。しかし、AIにはアートの文脈や微妙なニュアンスを掴むことが難しいという課題もあります。そこで、アーティストの役割が重要になります。
2019年、Adobe ResearchのAaron_Hertzmannとの議論で、AI画像における「アーティストの手」の概念が取り上げられました。AIツールを使うのは誰でもできますが、アーティストの手による作品はその質が異なると彼は言いました。アーティストは常に必要です。
出典 : The Role of the Artist in Generative AI https://nettricegaskins.medium.com/the-role-of-the-artist-in-generative-ai-de79d6b8098e