富士通が2024年9月に、高度に専門性を持つ業務向けの大規模言語モデル「Takane(タカネ)」の提供を開始しました。このLLMは日本独自のデータでファインチューニングが可能で、法規制や企業のルールへの対応を容易にします。
TakaneのベースはカナダAIスタートアップCohereの「Command R+」というモデルで、富士通はこれを独占的に扱い、多言語対応やビジネスプロセス自動化といった機能に加え、行政、金融、医療、法曹などの特定業界向けに日本語能力を強化しました。
この技術開発の背景には、米NVIDIAや米Oracleのサポートがあり、CohereもOpenAIの主要な競合と目されています。Takaneの詳細な価格や導入目標については現段階では明かされていません。
出典 : 富士通が業務特化型LLM「Takane」を提供開始、OpenAIの競合Cohereと共同開発 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01571/