つくば市にある研究機関に勤める藤井氏が、自らの研究とは無関係な偽の論文を発見しました。藤井氏は専門の土壌研究で知られ、過去には著書が賞も受賞しています。しかし、藤井氏に無断で名を借りた英語の論文が、海外の怪しい学術誌に掲載されていたのです。
そこには東京大学や名古屋大学の架空の組織が所属先として記され、藤井氏自身もまったく知らない内容が記載されていました。藤井氏は削除を求めましたが、連絡は取れていません。
この不可解な出来事は、悪質な「ハゲタカジャーナル」によるもの。掲載料を目的とし、研究者の名誉を冒す行為が増えていると懸念されています。
越前功教授が率いるチームの分析では、該当論文は人工知能が生成した可能性が高いとされており、学術界の信用を著しく損ねる可能性があります。
偽造AIの台頭により、研究の倫理が脅かされる事態が顕在化しているのです。
出典 : 生成ＡＩで日本人の研究者かたり論文捏造か、収入目的の海外サイト「ハゲタカジャーナル」に掲載 https://www.yomiuri.co.jp/national/20241120-OYT1T50136/
