カザフスタン政府は、デジタルオペレーター大手VEON社との協力を経て、カザフ語の大規模言語モデル「Kaz-LLM」を開発しました。このモデルは、カザフスタンのAI生態系を拡充し、国内のAI技術利用の加速に寄与することが期待されています。
Kaz-LLMは1500億以上のトークンを収集し、カザフ語に加えて、トルコ語、英語、ロシア語に対応。8億および700億パラメータのバージョンがあり、国内AI製品やサービスの創出を後押しします。
開発には、カザフスタンのナザルバエフ大学内のスマートシステムおよび人工知能研究所(ISSAI NU)が主導し、Hugging Faceプラットフォームにて公開されています。
この取り組みから、カザフスタンはデジタルサービスを全ての国民に提供できるようになります。また、VEONにとっても、低リソース言語のAIギャップを埋めるうえで重要な第一歩となります。
さらに、カザフスタンの研究機関と協力することで、デジタルインフラを構築中のBeeline Kazakhstanやソフトウェア開発会社のQazCodeも力を入れており、すでに数々のAI製品を市場に展開しています。
VEONは、世界中の1億6000万の顧客にデジタルサービスを提供しているグローバル企業です。
出典 : Kazakh Language Gets its National LLM with a Groundbreaking Partnership of Kazakh Research Institutions and VEON’s QazCode https://www.veon.com/newsroom/press-releases/kazakh-language-gets-its-national-llm-with-a-groundbreaking-partnership-of-kazakh-research-institutions-and-veons-qazcode