インドAI戦略の岐路:築くべきはAIの土台か、それとも具体的な利用事例か?

2024.12.14

WorkWonders

ナンダン・ニレカーニ氏は、インドがリソースを投じて大規模な言語モデル(LLM)を
自国で構築する必要はないという自身の見解を支持しています。グーグル・リサーチ・インドのディレクター、
マニシュ・グプタ氏が、インドが基礎モデルの開発から恩恵を受けると述べたのに対して、
ニレカーニ氏は「基礎モデルに投資することが最善の使い道ではない」と反論しています。
彼はさらに、インドが使える予算があるのであれば、計算能力やインフラ、AIクラウドの構築に
使用すべきだと提案しました。これらが人工知能を進めるための基本的な要素だと彼は述べています。

以前にニレカーニ氏は、インドは世界に存在するLLMを活用し、それらを利用したAIの具体的な利用事例を
築くべきだと強調していました。しかし、グプタ氏は、ニレカーニ氏のこのアドバイスに
「敬意を表しつつも同意しない」と述べ、技術基盤の構築から始めるべきだと案を提唱しました。
グプタ氏によると、制約を革新の材料として使いながら、インド独自のイノベーションを推進していくべきだというのです。
この議論は、いかなる戦略がインドにとって最も適したAIの発展路線であるのかを考えさせます。

出典 : India shouldn’t build another LLM: Nandan Nilekani – Times of India https://timesofindia.indiatimes.com/business/india-business/india-shouldnt-build-another-llm-nandan-nilekani/articleshow/116269605.cms

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(2024/12/11更新)