12月20日、イタリアのデータ保護当局が米オープンAI社に対し、データ保護規則違反として1500万ユーロ(約16億円)の罰金を科すと発表しました。オープンAIは、人気のあるAIチャットボット「チャットGPT」を開発しましたが、ユーザーの情報を無断で利用していた疑いがあります。
同当局は、オープンAIがユーザーの個人データを、合法的な根拠なく処理したと指摘。さらに、13歳未満の子どもが不適切な内容に触れないような防護措置も欠いていたと結論付けました。オープンAIは判決に不満を示し、抗議の意向を明らかにしています。
EUには、データを安全に扱うための厳格なルールがありますが、今回の件はその規則を重視する姿勢を示す一例と言えるでしょう。こうした大企業への厳しい処罰が、私たちの個人情報の安全を守るための警鐘となるのかもしれません。
出典 : 伊、オープンAIに罰金 チャットGPTがデータ保護規則違反 https://jp.reuters.com/world/us/Y75GZEYAWJNYRMC43VW7OXFJPM-2024-12-23/