米国のIT大手マイクロソフトは、人工知能(AI)分野に注力するため、2025会計年度までに約12.6兆円をデータセンター建設に投資すると発表しました。AI開発のための基盤強化が目的で、これにより急増する市場の要求に応える計画です。
実は、過去にもマイクロソフトは、同様の設備投資を大規模に行っており、対話型AIサービス「チャットGPT」を開発したOpenAIへの莫大な投資も行っているのです。また、自社のクラウドサービスを通じ、OpenAIの技術を提供しています。
しかし、AI分野での売上は期待ほど伸びておらず、巨額投資は企業経営を圧迫する懸念も表れています。IT業界全体もデータセンターなどへの競争的な投資を加速させている一方で、これが過剰投資になる恐れがあります。
この発表は、AIに対するマイクロソフトの強いコミットメントを示しており、テクノロジーの進化を牽引する企業の姿勢が見て取れます。高校生の皆さんには、このような動きが将来の産業をどう変えていくのか、考えてみる良い機会です。
出典 : マイクロソフト、生成AI開発・運用の基盤施設に12・6兆円の巨額投資へ…半分以上は米国内か https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250104-OYT1T50031/