データサイエンティストのマックス・ウルフ氏が、AIを利用したコード生成に関する興味深い実験を報告しました。AIに対し、「もっといいコードを書いて」と要求することでコードの実行速度は確かに向上するものの、同時にバグの発生リスクも高まることがわかったのです。
ウルフ氏の使用したAIは、繰り返し最適化を要求されると、9.1倍から100倍の高速化を達成しましたが、完璧に最適化されたコードを書くことは難しく、バグが含まれるケースが増えてしまいました。
また、AIが生成したコードは人間のプログラマーが思いつかないような革新的な手法を含んでいることもありましたが、最適なコードを認識するためには、より深い専門知識が必要であることが指摘されています。
この研究は、AIが提供する助けがソフトウェア開発においても非常に有益である一方で、まだ人間の監督が不可欠であることを示しています。
出典 : AIに「もっといいコードを書いて」と繰り返し要求するとコードの実行速度は向上するがバグが増えるという報告 https://gigazine.net/news/20250106-llm-write-better-code-bugs/