シートベルトは私たちの生活に不可欠なものです。
約100年前にメインストリームに組み込まれて以来、多くの命を救ってきました。特に夏の旅行シーズンにはシートベルトの重要性が高まります。そして今回のTediumで、そのシートベルトについて紹介します。
シートベルトの素材は、ストレッチ機能を持つナイロン製のウェビングストラップで、水を吸収しにくく、縮みにくいという特性を持っています。
強度も非常に高く、切断しない限り破れにくくなっています。シートベルトの新しいデザインや複雑な構造、素材についての研究や検証が進んでいるほか、これらは他の製品設計にも影響を与えています。
シートベルトの安全性に注目を集めた医師がいたり、Volvo(ボルボ)社のエンジニアが特許を放棄して安全設計を共有したりと、自動車の歴史には命を救うための協力と革新がありました。
特に、Volvoのエンジニア、ニルス・ボーリンは三点式シートベルトを発明しましたが、これが世界中の自動車の標準機能となるよう、パテントを無料で公開しました。これにより、世界中の自動車の安全性が飛躍的に向上し、過去60年間で数千万もの人命が救われたと言われています。
Volvoのこの決断は特許を利益追求の武器として利用する現代の慣習とは異なり、人々の生命と安全を最優先した素晴らしい選択でした。
あなたの毎日の通勤や旅行の安全を支えるシートベルトの、知られざる物語に、ぜひ目を向けてみてください。
出典 : Seat Belt History: The Patent That Was Given Away https://tedium.co/2022/03/18/seat-belt-history/