マイクロソフトリサーチとカーネギーメロンの研究者たちの最近の研究が意外な結論にたどり着きました。「人工知能によるクリティカルシンキングへの影響」を題材にしたこの調査は、人工知能の利用が私たちの「愚かさ」を増大させているとの見解が誤ってネット上で伝えられています。
しかし、実際は1983年の古い論文からの引用文が誤解を招いており、人工知能が存在する前からの問題を議論していました。私たちが使う人工知能は私たちを楽にはしますが、同時に批判的思考などの能力を低下させる懸念もあるのです。
教育者として生徒たちに適切な人工知能の使い方を教える必要性は、ますます高まっています。ビジネスプランの作成や、会議の要約、マーケティング戦略の策定など、様々な仕事を実行できるとされる人工知能ですが、それを信じきって疑わない姿勢は、専門家としての基盤や経験を脅かす可能性があります。
この研究では、日常的に人工知能を使う様々な業界の専門家がインタビューされています。結論は明確です。人工知能への信頼が増すほど、それを厳密に吟味する動機が失われているのです。
出典 : Generative AI: the shortcut to success or the road to cognitive ruin? https://medium.com/enrique-dans/generative-ai-the-shortcut-to-success-or-the-road-to-cognitive-ruin-c37c419cc31b
