アメリカのオンラインアートコミュニティ「DeviantArt」がAIジェネレーター「DreamUp」を立ち上げると発表し、SNSで反発が起きています。
このツールは、プラットフォームにあるアーティストの作品を使ってAIが独自のアートを生成することを可能にするもので、DeviantArtはアーティストの許可や知識なしに作品が使用されることになります。
しかしアーティストには、彼らの作品がAIシステムの開発に使用されるのを防ぐオプションが用意されています。
CEOのMoti Levyは、「AI製作技術は無視できない強力な力」と述べ、DeviantArtはこのアート技術をブロックまたは検閲することは不可能だとTechCrunchに語りました。
一方で、AIによるアートは創造性を高めるとし、公平なツールと保護を実装する責任があると強調しています。
また、DeviantArtは画像がAIトレーニングセットのためにダウンロードされるのを防ぐHTMLタグに頼ることでユーザーへの保護を提供しています。
しかし、アーティストが自分の作品のAIによる使用を手動で拒否しなければならないという点で、一部のSNSユーザーからは不満の声が上がっています。
特に、自殺したアーティストのギャラリーがそのまま残っており、AIによるスクレイピングから自らを守ることができないという問題は深刻です。
DeviantArtは、アーティストの意向を尊重する新しい姿勢を他のプラットフォームにも呼びかけています。
出典 : DeviantArt faces backlash after announcing new AI art tool https://www.newsweek.com/deviantart-faces-backlash-after-announcing-new-ai-art-tool-1759066
