大規模言語モデル(LLM)の発展により、驚くべき高みを極めたか、それとも飛躍しすぎたのかという点については意見が分かれるところですが、
いずれにしてもGoogleはこの技術を様々なケースで応用しようとしています。最新の試み、それが「DolphinGemma」です。このモデルはイルカの声を扱う特殊なLLMで、
人間の言葉ではなくイルカのクリック音や笛のような鳴き声、キーキーという鳴き声をトークンとして利用して次の音を予測します。イルカの音声構造を解析することにより、
もしそれが言語としての構造を持つのであれば、イルカの言葉を解読する手がかりになるかもしれません。
長年の研究にも関わらず、イルカに本当の言語が存在するのか、それとも発する音声が単なる音に過ぎないのかは未だに明らかにされていません。
しかし、「DolphinGemma」の登場で、イルカのコミュニケーションに新たな光が当てられることが期待されます。この夏にはオープンモデルとして公開される予定なので、
イルカの声を真似してみたい人はこの機会をお見逃しなく。
出典 : Click, Click, Whistle! https://www.hackster.io/news/click-click-whistle-b4e436681ced