米国のAI開発企業オープンAIが、営利目的の経営体制への移行を中止し、非営利組織による管理を継続すると発表しました。
AI技術の公益性と倫理観の維続を優先する一方で、資金調達の柔軟性も確保するための措置として、営利部門は「公益目的会社」へと移行します。
オープンAIは、人間と対話するAI「チャットGPT」などで知られ、2015年の設立以来急速に成長。
しかし、昨年、営利化の動きに対して共同設立者のイーロン・マスク氏らが公益性の損失を懸念し、結局方針を見直しました。
CEOのサム・アルトマン氏は従業員への手紙で、AIを人類全体の利益のために開発する使命に改めてコミットしています。
この変更を通じ、オープンAIは社会への貢献と経済的な目的のバランスを取ろうとしています。
出典 : 「チャットGPT」で急成長のオープンAI、営利主導の経営体制断念 公益性を重視 https://www.sankei.com/article/20250506-G6NV26YLKRPR7J4YKFHIEKJPHM/
