ソウル国立大学病院が、AIによって個別化された治療を支援する新しい臨床意思決定支援システム「SNUH POLARIS」を発表しました。このシステムは、大容量の臨床データやゲノムデータに基づき、がん診断の精度を高め、リアルタイムでの大規模ゲノムデータ解析を可能にします。
専門家によるクロスチェックも取り入れ、臨床現場での迅速な診断支援に貢献します。当初はがん症例に適用され、のちには希少疾患や慢性疾患のカバーも予定されています。
さらに、ソウル国立大学病院は既存のITシステムを見直し、私的クラウドやセキュリティに優れたITインフラに移行。これにより、病院はビッグデータプロジェクトをより一層推進できる体制を整えました。
また、ソウル国立大学病院はこの4月には韓国で最初となる医療用大規模言語モデルの導入を行い、既に韓国の医師国家試験よりも優れた性能を示しています。
出典 : LLM-driven precision medicine decision support system live at Seoul National University Hospital https://www.healthcareitnews.com/news/asia/llm-driven-precision-medicine-decision-support-system-live-seoul-national-university
